カラコンの洗浄には専用の洗浄保存液を使用しているという方も多いかもしれません。
ドラッグストアなどで売っている精製水は、カラコンなどのコンタクトの洗浄にも使えるのです。
精製水は専用の洗浄液と比べるとリーズナブルなので、洗浄液を忘れてしまった時にも活用できます。
今回は、カラコンの精製水の使い方や水道水との違い、そしてカラコンの洗浄に精製水を使うメリットについて詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
カラコンで使う「精製水」ってなに?
カラコンで使う「精製水」とは、水道水やミネラルウォーターから細菌を除去・除菌したものです。
「純水」とも呼ばれており、不純なものがほとんど含まれていない「水」になります。
カラコンなどのコンタクトレンズの洗浄に使用されます。
カラコンの洗浄に使用されるもの
水道水から細菌などを除菌した精製水は、カラコンなどのコンタクトを洗浄する際に使用されます。
1日中装着していたカラコンなどのレンズには、タンパク質や空気中の汚れなどが付着して汚れています。
汚れがついたままレンズを保管・装着してしまうと目のトラブルの原因にもなってしまうのです。
カラコンを綺麗に保つためにも、洗浄のために精製水を使ってレンズの汚れをしっかり落としましょう。
▼カラコンの洗浄液やレンズケアの方法はコチラ
カラコンの保存液と洗浄液の違いは?コンビニや代用できる?
カラコンに使用できる精製水の種類
ドラッグストアなどで「精製水」と書かれたボトルを見かけたことがある人もいると思います。
カラコンの洗浄に使用できるのは、「コンタクトレンズ用」のみになります。
精製水にも種類があり、工業用の精製水などはカラコンの洗浄には不向きなので、使用しないようにしてください。
カラコンなどのコンタクト用の精製水の場合は、パッケージに「コンタクト用」と目立つように記載があるものが多いので、購入の際はパッケージを見てから購入しましょう。
精製水と水道水の違い
冒頭でも精製水は、水道水から細菌などを除菌した「純水」であると解説しましたが、水道水と精製水は異なるものです。
同じ水のように思えますが、水道水でカラコンを洗浄するのは絶対にNG!
水道水には細菌や塩素系消毒剤や鉄分などが含まれているため、カラコンが変形したり、感染症を起こしたりすることがあるのです。
カラコンを洗浄する時は、水道水ではなく精製水や専用の洗浄液を使うようにしましょう。
「精製水」でカラコンを保存することはできる?
最近では洗浄と保存を兼ね備えた洗浄液が主流になっているため、「精製水でカラコンを洗浄できるなら保存もできる?」と疑問に感じた方もいるのではないでしょうか?
精製水はカラコンの洗浄には使えますが、保存液としての使用はできません。
精製水でカラコンを保存することはできない
精製水は水道水の細菌などを取り除いた純水ですが、カラコンの保存液とは浸透性が異なるため、レンズの変形などを引き起こす危険性があります。
カラコンを精製水で保存することで、目の痛みや違和感、眼球に傷がつく原因につながることもあるため、保存液としては使用しないでください。
カラコンを保存する際は、必ずコンタクト専用の保存液を使用してくださいね♪
精製水につけ置きしてもカラコンの汚れは落ちない
精製水はカラコンの洗浄に使用することができますが、つけ置きをしても汚れが落ちるわけではありません。
精製水自体に洗浄力はないので、汚れたカラコンをつけ置きしても汚れが取れるわけではないことを知っておきましょう。
精製水はカラコンの洗浄に使用できますが、あくまで指でレンズを擦って汚れを落とす際に使用できるということです。
市販のコンタクト専用の洗浄液のような洗浄力がないことも覚えておいてください。
カラコンの洗浄に精製水を使うメリット
最近ではつけ置きでカラコンが洗浄できたり、便利なケアグッズもたくさんあります。
「わざわざわ精製水で擦り洗いするのも面倒…」などと感じる方もいるかもしれませんが、精製水にもメリットがあるんです♪
ここでは、カラコンの洗浄に精製水を使うメリットについて見ていきましょう。
カラコンを洗浄して衛生的に使用できる
精製水で洗浄するときは、カラコンをしっかりこすり洗いする必要があります。
カラコンの洗浄は面倒に感じますが、ケアを怠ると目のトラブルを引き起こす原因にもなってしまいます。
精製水でしっかり洗浄することで、カラコンを衛生的に使用することが可能です。
レンズケアをつい怠ってしまうという方は、あえて擦り洗いの必要な精製水を使うことで、目のトラブルも予防することができますよ!
▼カラコンで起こる目のトラブルはコチラ
カラコンのトラブルまとめ!トラブル回避の方法と対処法
専用の洗浄液よりもリーズナブル
カラコンなどのコンタクト専用の洗浄液は、保存液としても利用できるため非常に便利です。
しかし、カラコン専用の洗浄液と精製水を比較すると、精製水の方が値段的にも安く済みます。
コンタクトの洗浄に使用できる精製水は、500mlで100円ほどの料金で販売されているので、洗浄することを考えると経済的にもリーズナブルに利用できるでしょう。
カラコンの洗浄には精製水を使用して、保存には保存液を使用することで、コスパ良くカラコンのケアをすることができますよ!
カラコンに使える精製水はどこで買える?
カラコンに使える精製水は、薬局やドラッグストアなどで市販されています。
ここでは、カラコンに使える精製水の販売場所や購入時の注意点などについて見ていきましょう。
薬局やドラッグストアで購入可能
コンタクト用の精製水は第三類医薬品に該当するため、薬局かドラッグストアで取り扱われています。
カラコンのケア用品と一緒に置いてあることも多く、パッケージには「コンタクトレンズ用精製水」と記載されています。
コンタクト用の精製水は医薬品に該当するため、100円ショップなどでは販売されていません。
必ず薬局やドラッグストアで規格を満たしたものを使用するようにしてください。
カラコンの精製水は種類を確認してから使おう
今回は、カラコンの洗浄に使用できる精製水についてご紹介しました。
精製水は水道水から細菌などを取り除いた「純水」であり、カラコンの洗浄にも使用することができます。
精製水にも工業用などカラコンに使用できないものもあるため、必ずパッケージや記載を確認してから購入することが大切です。
目のトラブルを防ぐためにも、正しい使い方でカラコンをケアしましょう。